p.31 何とも言えない気持ちで一杯になった。
「それぞれの音楽の興味も家族構成も生計の立て方も違う者たちが30年ぶりに集まって、
初めは何を話そうかと自分は外側から見ていた気がしていたけれど、
それが夕日に満ちた菜の花畑で何だかひとつになじんできて、最後に電車がやって来て、
全体が映画の中にいるような一日だった。
ちょうどメンバーが集まって音を出して、だんだん音楽になるように、
皆が30年の時を経て、また集まって、きのうの続きのようにおしゃべりし、
はしゃぎ廻れる事の奇蹟のような幸福感をかみしめていた」
引用:ハルナさんの言葉より
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