p h o t o D
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2/14 thu.

バレンタインデー(とは全く関係無い話)。

昨日今日と某自動車メーカーの工場を撮影(残念ながら写真はお見せできないけど)元々工場マニアでもあるのだがちゃんと許可を得て内部に入っての撮影はほぼ初めて。昨日のどろどろに溶けた鉄を流す溶鉱炉もステキだったけど今日見た鍛造プレス機はもう(!)サイコーだった鍛造というのは赤くなるまで熱した金属を叩いて成形する技術でまずその機械がデカいその巨大な箱その中を真っ赤になった鉄の固まりが次々流れてきて一瞬で形を変えていくしかもそのプレス機がずらりと並んでるつまりその時の音がスゴい鉄を叩く音その鉄を掴む音アームが動く音高圧の蒸気や水が噴き出す音人々が叫ぶ狂気の声...それは嘘だけど。その音群が一定のリズムとハーモニーでしかも大音量で延々と続く訳だこれは紛れもなく「音楽」だかつてインダストリアルロックと呼ばれたスロッビンググリッスルやノイバウテンの音楽があったけどまさにそのオリジナルをライブで観た感じリンチの映画「イレイザーヘッド」のバックにずっと流れていた工場音を実際その場で大音量で聴いたと言ってもいいとにかくとても言葉では言い表せないんだけどヌードを撮るよりもむしろエロチックな気さえしてきたホントに恍惚の時間だったあと一時間もいたらきっとラリっていただろう...工場の中ではこんな事が行われていたとは!

※写真はイメージです。「川崎夜光」より。

そして人生はつづく...